ほんとは簡単!楽しい楽器選び! #3 アコースティックギター アコギの種類編① 鉄弦とナイロン弦
おはこんばんちは!
メガネ率100%団体「猫の目団」の丸顔担当、木場です。
前回いきなり長文ぶちかまして早くも息切れしそう
そもそもアコギってどれも同じじゃないですか?
大体ひょうたん型の木箱に穴が開いてて竿がついてて弦が張ってあって…
同じように見えるギターも違いが分かれば見分けがつくようになります!
多分。おそらく。きっと。
順を追っていきましょう。
まずは知っている人からすると根本的すぎて当たり前ですが、大事なこと。
鉄弦のギターと ナイロン弦のギターがある
弦が違うったって同じギターでしょ?
と言ったらあーた、別物ですっ!
どんぐらい違うかというと、
ええと…
うどんと蕎麦くらい違います!
以前のライブの動画で多少の参考になるものがあったので貼ってみます。
「雨の夢」という曲で手前の石尾ダンチョーが鉄弦のアコギ、奥の木場はナイロン弦のギター使ってますので、音の違いを確認してみてください。
べっ別に宣伝じゃないんだからね!変な勘違いしないでよねっ
ダンチョーの歯切れのいい鉄弦のストロークに対し、木場のナイロン弦が特に弱い音のときポロロ~ンと鳴ってる感じが分かる…かな?
ナイロン弦のギターは鉄弦のギターに対して弦が柔らかくて音の立ち上がりも穏やかな、ポロポロロンとした竪琴っぽい?音です。
木場はエレキよろしくエイヤッとチョーキング(弦をひっぱって音程を上げる演奏法)かましてますが、ナイロン弦のギターってチョーキングにはとっても不向きです。弦がそもそも柔らかいので、引っ張っても音が上がらないんですね。
一般には鉄弦のギター=アコースティックギターと言うことが多いと重いますが、鉄弦のアコースティックギターと区別する意味で、ナイロン弦のギターを「クラシックギター」とか「ガットギター」とかって言います。
クラシックギターの名の通り。本来は室内楽での独奏とかが得意分野の楽器で、これぞクラシックギター!ってのは「禁じられた遊び」をイメージしていただくといいと思います。
ちなみにガットギターの「ガット(gut)」ってのは英語で「腸」「はらわた」の意味です。テニスのラケットに張ってあるやつもガットといいますね。昔はラケットもギターも、ウインナーソーセージに使われているような、羊の腸の薄い膜を糸状に撚ったものを張ってたそうです。へぇー
ってなわけで、今回はアコギっていっても鉄弦とナイロン弦があるぞっていうのを前回言い忘れていたので、そこのご説明でしたっ!
「アコギ」というと一般に鉄弦のものを指すので、今後しばらくはそっちの説明をしていきます。ナイロン弦のほうを期待してた方がいたらゴメンナサイっ
なんだかすっごく長期連載になりそうな気配がしてきた本シリーズ。次回こそは石尾さんのギターと木場のギターを比較したりしつつ、アコギの形とかの話に行きたいです!