響賊 猫の目団 公式ブログ

音楽と“和”の伝統文化、日本のモダンカルチャーを組み合わせてイベントを制作する『響賊 猫の目団(きょうぞく ねこのめだん)』の公式ブログです!

歌うま!ワンポイントアドバイス #4 ~センスを伸ばすには己を知るべし、そして大海を知り、漕ぎ出すべし~

人を知る者は智なり、自ら知る者は明なり

とは老子の言葉


彼を知り己を知れば百戦殆うからず

とは孫子の言葉です 

今回は、「センスを伸ばすには己を知るべし!!」をテーマにつらつら書いていこうと思います。そんで今回でセンス・表現力編については一旦完結!

 

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 ↑この方が老子

 

前回までの記事で、「いい表現をするためにセンスを磨いていきましょう」という内容を書かせていただきました!今回はその続編です!!(もう歌うま!という枠組みではなくなっているけども)

nekonomedan.hatenadiary.jp

nekonomedan.hatenadiary.jp

音楽におけるセンスは、しばしば「音楽性」という言葉にも言い換えられます!

 

「彼の音楽性が好きだ!」

とか、はたまた

「深く、また複雑な音楽性が伺えるアンサンブル」

だとか、そういう使われ方もしますね。

 

この音楽性はどのように成り立つのか。

その大きな要素として、「どのような音楽を聴いてきたか」が挙げられます。

 

一度、思い浮かべてみてください。

「皆さんはどのような音楽を聴いてきましたか?」

「どんな曲を歌い、演奏してきましたか?」

 

なんとなく思い浮かべたら、

はい!(ジャジャーーーーン!!

https://ord.yahoo.co.jp/o/image/RV=1/RE=1508474349/RH=b3JkLnlhaG9vLmNvLmpw/RB=/RU=aHR0cHM6Ly9vc2hpZXRlLnhnb28uanAvXy9idWNrZXQvb3NoaWV0ZWdvby9pbWFnZXMvbWVkaWEvZi8zMDkzNzRfNTQ5N2NlZDk5MmEzZi9NLmpwZw--/RS=^ADBjGC.nVH1a5D1mDzWvirjePqRg8s-;_ylt=A2RivbVtLOhZxRIA7Q2U3uV7「音楽分布図~~~~!」

 

every noise at onceというサービスです!少し開いてみましょう

http://everynoise.com/engenremap.html

す、すごい数の音楽ジャンルがまとめられている、、、、!!!!

 

この中に、自分のいる場所を見つけてみましょう!

「ポップ」「ロック」などはやや上のほう、

「エレクトロ」などは右上、

「ロックンロール」「ブルース」などはやや下のほう、

「ジャズ」は右下方面

「クラシック」は左下の方面ですね

 

この図は(おそらく)音楽の発展の時系列、もしくはより電子的な演奏であるかどうかによって下から上に推移し、

左から右に行くほど、リズムの立った音楽(ノリノリなやつ)になっていくという感じです。

 

自分の場所を確かめるとき、別にその分野にすんご~く詳しくなくても大丈夫です。

「あ、そういえばここ好きかも!」みたいな

たとえば筆者の場合は、まず左下

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典礼音楽からジャズ方面、クラシックオルガンやポリフォニー方面にひとつの領域。

少し上段に行って

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オルタナティブロックからイタリアンポップ、サルサ、ファンク

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ファンクロックからラテン方面

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ポップスを中心にJ-メタル周辺

 

なんとなくこんな感じです

勿論このわっかの中でも知らない分野なんてたくさんあります笑

 

さて、みなさんもなんとなく自分の領域が分かってきたでしょうか?

この分布図は、音楽の海だと思ってください。縦横に広がる海。

しかし、どこをとっても果ての無い深さを持っています。

 

話を元に戻しましょう。

センスを磨くには、音楽性を豊かにするには、

図の自分の場所をより深く、また少しずつ広くしていくことが重要です!

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(自分がこんな絵がへたくそなのにはびっくりした)

 

領域の下方向は

J-popだったとすると、J-popの中で自分の知らない音楽を聴くことや、知っている音楽でもより上質な、レベルの高い演奏を聴くことで広げていくことが出来ます。

これにより、こういう演奏がしたい!という表現力がより高い次元のものになります

感動的な演奏や曲、心が熱くなる演奏、逆にすーっと緩んでいくようなものも、出会ってしまったらしっかりと心にしまっておきましょう。そうすることで、高次元の表現の引き出しを増やすことが出来るはずです。

横方向は、自分の知らないジャンルを聞くことで広げることが出来ます。

そうしていくことで、色々な音楽に対応することが出来るようになりますし、色々なジャンルの表現を組み合わせることによって新たな表現が生まれることもあります。

しかし、いきなり見ず知らずの場所に飛んでいくと、その良さをうまく理解できないことも多いかと思います。(それに今の自分の領域に表現を転用しづらかったりもする)

なので、上の地図をみて、今の自分に近い場所にあるジャンルを少しずつかじっていきましょう。

 

なんか長くなってしまった。。。

最後までお読みいただいた方、有難うございました!

それにしても音楽って本当に広い世界なんだなあと、私も改めて思ったことでありました

死ぬまでにこの海の少しでも自分のものにして、願わくばその中に沈んでいくように死にたい。そう思う松田でありました。

 

次回からは少しずつ発声・演奏方面に近づいていきたいなあ

ではまた!